ビタミン・ミネラルで肝臓をサポート
肝臓は筋肉にたまった疲労物質(乳酸)やアンモニアなどの老廃物を処理して、全身の疲れをとる役割も果たしていますが、その働きにおいてビタミン・ミネラルといった栄養素は欠かせません。
肝臓の数値が高いとき、疾患があるときはビタミン・ミネラルなどの必須栄養素が失われがちなので、意識して摂る必要があります。
特にミネラルのひとつである亜鉛やセレンは、肝臓のボディガードともいわれるほど肝臓にとって大切な栄養素となります。
亜鉛やセレン、マンガンといった微量ミネラル、ビタミンB1などは、乳酸やアンモニアを分解する酵素の働きを活性化することで知られています。
この酵素の働きが低下すると、疲労物資や老廃物が細胞に蓄積していき、強い疲労感となって現れます。
肝臓の健康を守るためにも、バランスのとれた食事でビタミン・ミネラルの補給を心がけましょう。
肝臓の働きをサポートする栄養素は、他にもタウリンが有名です。
タウリンには血中のコレステロール値を下げたり、アルコールの分解を助けて肝臓の負担を軽くしたり、肝臓に蓄積された中性脂肪を排出するといった効果が期待できます。
タウリンはしじみや栄養ドリンクに含まれていますが、栄養ドリンクにはアルコールが含まれていてかえって肝臓に負担になるので、しじみやカキなど食事から自然に摂取するのがおすすめです。
コレステロール値を下げてくれることでも知られているDHA・EPA(オメガ3脂肪酸)も積極的に摂ると良いでしょう。